食べものは特別
自分の身体は自分の食べたものでできている
食べたものを見れば、その人の状態がわかる
ブリア=サヴァラン
ブリア=サヴァランが「美味礼讚」でこのように述べているように、私たちの身体は自分で食べたものでできています。
食べたものを消化器官で消化・吸収を行いエネルギー源を得たり、身体をつくり上げたりしているのです。
ヒトの身体は約60兆個の細胞から成り立っていますが、それ全てが「自分の食べたものでできている」と考えたらどうでしょう。
食べているものを見れば、その人の状態がわかると言っているブリア=サヴァランの言葉は納得できるものがありますよね。
筆者自身は、この考えをモットーに過去に行っていた陸上競技人生での食生活を意識していました。
60兆個の細胞は、3ヶ月から6ヶ月でほとんどの細胞が入れ替わると言われています。
これにより、今現在の食事は3ヶ月後の未来に直結していると考え、3ヶ月後にどんな身体の中身にしたいかということを考えて食事を意識すると毎日の食事を重要なものとして捉えることができました。
日々の食事といのは、毎日のことであるが故に重要性が薄れていきがちです。その時にはぜひ、3ヶ月後になりたい身体の状態や試合目標などを思い出してください。
加えて、アスリートにとっては日常の中に練習や試合などが組み込まれているため、食事のコントロールを行わなければなりません。食事の重要性はエネルギーや身体をつくる以外にも、練習の質を高めたり試合でのパフォーマンスを高めるといった追加要素もあるのです。
練習の質を高める
ここからは、練習における食事の有益性についてご紹介します。
練習をする前後に「補食」をとっていますか?
補食の詳しい説明はこちらをご覧ください。
練習前の食事は、練習するために筋肉や脳など身体を動かすためのエネルギーをつくり、練習の質を高めます。
反対に、何も食べない状態で練習を行うエネルギー源となるグルコースが枯渇します。グルコースが枯渇し血糖値が下がると代わりに脂肪が燃焼されますが、筋肉もまた分解されてエネルギーを作り出すことになります。筋肉をつける必要があるのに自分の筋肉を犠牲にしていることは、練習の質が悪いと言えるでしょう。
試合でのパフォーマンスを高める
試合当日の食事もまた、練習時と同じように動きの質を高めパフォーマンス向上につながると言っても過言ではないでしょう。
試合当日の詳しい説明はこちらをご覧ください。
例えば、
朝起きたら、消化の良いおにぎりやうどんを食べる。(いつも食べ慣れたものを食べる。)
試合1時間前にはおにぎりを食べる。
試合中は高エネルギーゼリーを食べる。
試合後は高エネルギーゼリーとプロテインを飲む。など…
これは1例ですが、試合が近づくにつれて早くエネルギーになってくれる食べものは、試合前後の緊張や運動エネルギーの源となります。
そして試合が終わったら、試合で使ったエネルギーや、筋肉の修復のためのたんぱく質を補給します。
試合中は、日常の食事とは異なるので、自分に合った食事のリズムや内容を普段の練習もしくは練習試合などでシミュレーションしながら習慣にすると良いでしょう。
最後に
私たちの身体は自分で食べたものでできている
ご理解いただけたでしょうか。
毎日食べる食事が、
・自分の身体をつくり
・練習の質を高め
・パフォーマンスの向上
これらにも関与しています。
そのため、身体は食べたものでできており、食事は重要であると言えるのです。
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